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世界の合言葉はバランス

世の中は概ね割り切れない

コンシェルジュじゃなくてソムリエ

朝の通勤中に某不動産会社さんの「私たちはコンシェルジュです」的な広告を見て、 ふと「個人的には不動産会社や不動産サイトはコンシェルジュというよりソムリエであるべきだと思ってる」とツイートしたら某ドヤ顔が似合う壁紙大家さん(http://www.homes.co.jp/kurashito/life/jiyuu/csae11/)から反応をもらえたのだけど、意図が違ってるとアレなので一応blogに書いておく。

 

とはいえ コンシェルジュのイメージはおいらにとっては完全にこれ↓

コンシェルジュ (1) BUNCH COMICS

コンシェルジュ (1) BUNCH COMICS

 

でもって、ソムリエのイメージはこれ↓

神の雫(1) (モーニングKC (1422))

神の雫(1) (モーニングKC (1422))

 

なので、正直この時点で自分に語れることなんてさらさら無さそうな勢いなのだけど、wikipediaによるとコンシェルジュは「宿泊客のあらゆる要望、案内に対応する総合世話係」で、ソムリエは「ワインを選ぶ手助けをする、ワイン専門の給仕人」とのことで、わりとおいらの言いたいことそのものだったりします。

 

コンシェルジュは「ユーザーの要望に最大限応える」ことを目的としているイメージなんですが、住まい探しだと多くの場合「ユーザーの要望」自体が曖昧だったり、実はそのユーザーの本当の要望とは違うことを言ってたりします。「絶対にバス・トイレ別がいい」という人の部屋探しに徹底的に付き合ってみたら、実はその人は浴室乾燥機がないと生きていけない人だったとか、TSUTAYAが近い部屋を求めてただけだったとか、そういうことはザラにあります。

 

要は問題になるのが、ある人の住まいに対する要望が本当に「その人にとっての満足度MAX」なのかってことです。

 

例えば、冒頭に挙げたドヤ顔の人はこういう画期的なサービス→(http://www.maison-aoki.jp/2011/04/project01.html)をやっているわけですが、やはり大多数の人は壁紙を選べる賃貸物件があるなんて知らないわけです。そういう部屋に住むことが自分の生活を豊かにするベスト選択肢なのかもしれないのに、新しい住まいで最優先するのは何かと聞くと「コンロが2口あること」だったりするわけです。住まい探しなんて普通の人なら人生で数回しかやらないので、要望を洗練させていくことは至難の業です。

 

そこでソムリエ。ソムリエがいいんじゃないかというのは、まず住まい探しが上記のように「要望自体が曖昧」「出てきてる要望が本当にその人を満足させるものなのかわからない」ということ。ガッツリ肉料理が出ているときに、今まで飲んだワインの中では白のほうが好きだったというそれだけで、白ワインを希望してしまうユーザーがいるわけです。赤ワインの方が抜群に合うのに。
※いや私もワインの味とかどの料理に合うとかさっぱりわからんのですが

 

その辺り、いえいえ肉料理には赤ワインが合うんですよ、この時間でこの料理ならお客様が言われるこれよりフランスのどこそこの何年ものがいいですよ、といった形で要望を超えた物件を提示してくれる不動産会社や不動産サイトは魅力的だと思うわけです。

 

それに加え求めたいのが、ソムリエという言葉に込められたプロフェッショナル感。ソムリエは誰よりもワインのことを知っていて、また状況に合ったワインを出すことに長けているイメージが強いのですね。これはマンガやドラマや田崎真也の影響が大いにあるんでしょうが。

 

翻って不動産会社や不動産ポータルは、やっぱりコンシェルジュにとどまってる部分が多いと思います。その人その状況に合ったワインをおすすめするのではなく、要望に合ったワインを提示する存在にすぎない。これはいかんですよね。プロはさておき、ちょっとその分野について詳しい人とか、それっぽい知識を持っている人ぐらいは打ちのめせるだけの知識や経験やテクニックがないといけません。そして、それは単にそういうものを持っているというだけでなく、「そういうプロフェッショナルなんだ」というイメージ的なものが必要だと思うわけです。

信頼できる存在が選んでくれたものなら信頼できるわけです。

 

 

あくまでコンシェルジュとソムリエの個人的イメージから語っているだけなので、コンシェルジュを貶めたいわけでもソムリエ職のステマをしたいわけでもありませんが、そういう意味で不動産会社や不動産サイトは「要望を超える」ことを目指していかないとなー、と思う次第です。

 

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