世界の合言葉はバランス

世の中は概ね割り切れない

テラフォーマーズと民明書房

ニセコイ小野寺さんが可愛すぎることに比べたらたいした話じゃないんですけど、最近人気の漫画「テラフォーマーズ」についてふと思ったことなど。


テラフォーマーズは今さら説明する必要もあんまりないマンガだと思いますが、ご存じない方はこちらをご覧ください。なんかPVもあります。微グロ注意。
http://youngjump.jp/terraformars/

要は「強化手術によって動物や昆虫の力を得た人間」と「超進化して人間型になったゴキブリ」が戦う、能力バトル系のマンガです。ゴキブリが微妙に若干とてもかなりグロいですが、人間側各メンバーのキャラが立ってて面白いです。


能力バトルについてはピクシブ百科事典でも「定義できない」とか書かれてるんであまり深入りする気はありませんが、ジョジョとかハンターハンターみたいに固有の能力や必殺技同士がぶつかる、単純なパワー勝負じゃない頭脳戦要素を含むバトルものって感じですね。

たまたま手元に男塾しかないのでそちらで説明しますけど、


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「針を正確無比に投げつける」能力を持つキャラが、


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バトル相手に向かっていつも通り針を投げつけるも、


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敵は「針が通らない硬質な体」能力を持っていて、そこから「どうやって硬質な体に針を通すか」すなわち「どうやって自分の能力を相手に対して有効に機能させるか」みたいなことが、バトルのキモになっていくアレです。好きなキャラは蝙翔鬼です。


テラフォーマーズでも、人間が手術によって得た能力を持っていて、その能力をゴキブリ人間相手にぶつけて、能力が効いて勝ったり、逆にゴキブリならではのパワーやスピードに押されて不利になったり、というバトルが展開されます。

つまり、能力が生物由来か中国3000年の歴史由来かという違いはあれど、テラフォーマーズは概ね男塾と同じタイプの作品なんです。いや、男塾はギャグ漫画って話もありますが。。。


で、テラフォーマーズを能力バトルものとして見たとき、今のところあまりバトルに創意工夫みたいなことはありません。相手が超進化したゴキブリで「硬い」「早い」「しぶとい」一辺倒なので、あまり工夫の余地がないという感じ。

じゃあ何がテラフォーマーズの面白さかってーと、能力バトル自体ではなく能力自体の紹介が面白いのかなと。なんかそういうDVDがあった気がしますけど、意外な生物の知られざる特性みたいなのがなんとも面白い。

ただ、そこで紹介されている能力とかその能力を人間に適用した場合の解説は、まぁ100%鵜呑みにして周りに吹聴しちゃうとちょっと危険ですよね。


この辺の構図は、まんま民明書房だなと思ったわけです。

民明書房図書館
http://www7.plala.or.jp/tay/comic/otoko/minmei.html


ヘタすると「男塾がどんな話かは知らないけど民明書房と呉竜府は知ってる」って人も多いんじゃないかというぐらい楽しまれている民明書房ですが、そんな民明書房を話の中心に据えたようなマンガがこのマンガがすごい!的な感じで楽しまれているんだと思うと、男塾好きとしてはなんともいい気分になってしまう今日この頃です。


以上、流行ってるマンガを男塾と同じと超解釈するシリーズでした。
今度はよつばと!最新巻あたりを男塾解釈してみようか。ムリ。


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