「夏祭初音鑑」見てきたので感想など
何に使ったっていいじゃないか
有給だもの
本日は仕事を休んで、ANGEL Project 旗揚げ公演 HATSUNE Appearance 『夏祭初音鑑』を秋葉原で見てきました。いや、いいものを見た。あ、一応はてなブログ今週のお題「2013年、夏の思い出」に乗っかっておこう。
最近はめっきりボカロにも疎くなっており正直最近の曲とか全然知らんのですが、どうも「初音鑑」についてはタイムラインで絶賛の声が多く流れており、特にリツイートで流れてきた以下ツイート
初音鑑、TL上でほぼ絶賛だったのがよくわかった
これはMMDによるボカロPVというアプローチの現時点での一つの到達点
#VOCALOID #初音ミク #初音鑑
— 3103net (@3103net) 2013, 8月 26
を見て、MMD好きな自分としてはよっしゃそこまで言うなら行ってみるかと考えた次第です。や、前から一度見ておきたかったんです。ミクさんのライブ。
で、当日券で12時からの公演を見ることになりました。
会場入ってみて驚いたのは、年齢そこそこいってそうな人が多かったこと。4,500円というちょっとお高めのチケット価格のせいか?夏休みの平日ってことで高校生とか大学生とかばっかりだったらちょっとなあ、と思っていたので自分的には良かったです。子供連れもちらほら。ペンライト持参率は2割ぐらいか。
ライブは藤田咲さんのアナウンスからスタート。ちょっとした前説的な流れのあとでミクさんが登場。前半は3Dモデルで歌い踊るミクさんをあまり演出過剰にせず見せる感じ。後半はバーチャルならではの演出でライブを盛り上げていく感じ。ブログやtwitterで他の人の感想を追ってみると、映像、モーション、演出ともこれまでと比べてもかなり洗練されていたようで、実際自分が想像していた以上に「ミクさんがそこにいる」感じでしたね。真ん中よりやや前方の席だったんですが、最前列付近だったらもっと驚くようなもの見れたんじゃないかと。
個人的にはボカロ楽曲やボカロキャラ自体にそこまで思い入れがあるわけではないので後半のグイグイくる感じの方が好みで、ミクさんが2次元と3次元を行き来したり、歌詞がまるでコメント職人による職人技のごとく立体的に浮き出る演出は、まさにこういうライブでしか見ることができないようなものでとてもテンション上がりました。特に「Tell Your World」の演出は凄かったなー。動画だったら繰り返し10回は再生してるはず。ラストの千本桜も当たり前だけど熱かった。
演出の度合いはどれぐらいがいいか、演出過剰と思うか物足りなく思うかってのは見る人によって好みがガラッと変わるところで、ニコ動でMMDのよくできた動画見てても必ずといっていいほど「ここはもっとこうなってほしかった」とか「カメラ動かしすぎ」とかコメントつくんですよね。
その辺、公演全体を通して上手くバランスを取るのももちろんいいのですが、ミクさんのライブも今後繰り返し公演を重ねていく中で、シンガーのアコースティックライブのように「聴かせる」ことを主眼とした公演だったり、はたまたももクロのライブのようなオモチャ箱的な公演だったり、いろんなバリエーションが増えていくと面白いかなと思いました。実際、人間がやるライブよりは圧倒的に演出の幅が広いというか、現実にはありえないことだってステージに起こせるわけですし。
というわけで、今後もそこまで頻繁にではないにせよ定期的に見にいって、バーチャルライブ技術の進歩だったり、ボカロ文化の広がりや進化を継続的に見ていきたくなる素敵な公演でした。さ、今日流れた曲のPVをチェックしとかなきゃ。
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